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「記憶を消してもう一度やりたい」やつ、そこそこ叶ってる
このグノーシアってゲーム、ストーリーがキチッとプレイヤーを離して終わってくれるので「楽しかったな〜」の印象だけを残してすべて忘れてもいい(そしてまた遊んでもいい)
コンパクトで綺麗なゲームだよ
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→疲れない映像が……何か……ほしい……
Netflixで「隣の国のグルメイト」第1回をみた
食べ物が好きな男性ふたりが飯をもりもり食べる様子を映した番組で、うるさい雰囲気でなくて良い。「孤独のグルメ」よりも見やすいかも。ドラマではなく、語りの声がないから。
食レポや品の撮り方が仰々しく過剰だと、「食」の持つ生命力の押しの強さ、映像媒体のうるささといった面が余計に強調されてしまって苦手に思うことが多い。とくに元気がないとき。
この「隣の国のグルメイト」は装飾的になりすぎていない(ように見える)ところが好ましい。
淡々とした「うまい」「おいしい」の呟きや「ニラと豚肉だけ? ほんとう?」とか「酸っぱくて好き」だったりの、食べた人の静かな嬉しさが場にある様子に安心する。味の持つ地域性について、お店の方も含めた食いしん坊同士が「おいしいね、おもしろいね」と会話しているのも良い。
私はNHK「きょうの料理」で先生の解説を聞くのも……好き……!
私はけっこう美味しいものが好きで食いしん坊な性質のわりに、食事の場と「食べなきゃいけなさ」を嫌っているので、ひとが「うまいなあ」と黙々と食べてる様子を見るとああそうだった食べるって楽しいねと食事の良さを思い出せて嬉しい気がする
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「アニメの」ダンジョン飯コラボだったなと思った。原作漫画や普段のアークナイツとは別物だけど、ちゃんとおもしろいストーリー。
絵も良質だし、ゲーム内UIデザインもすごく良い。凝って作ってくれてるのがわかる。
ボブにオリジムシの調理法を教わるセンシ、魔道具に興味を惹かれるマルシル、生態系の不自然さに気づくライオスといったコラボならではの楽しい部分がたくさんあったし、チルチャックの「恥ずかしかったのだ」のくだりとかすごくおもしろかった。
だけど気になる点もあった。
崩壊体からどうやって戻ったかとか、ギャグとして次の話へ流さずに見せてほしかったな。ダンジョン飯のおもしろさって淡々とした理屈っぽさのギャグ、理由付けのうまさだと思ってるから、崩壊体やシーボーンを食べて大丈夫だったなら大丈夫だった理由をやってほしかったぜ……
スッと何食わぬ顔で元に戻ってるとアークナイツ世界でシリアスな脅威として扱ってるのが茶番になるし「異世界の人だから大丈夫でした」でもいいからなんか説明があれば
あと全体的にキャラの性格付けが過剰な気がした。ライオスは(内心で気になったとして)見ず知らずの通りがかりの人に生殖の話を尋ねることはしないと思うし……まあ、「私がそういう気がした」だけだし原作ではないので気にしてもしょうがない
とやかく言ったけどコラボ自体はめっちゃ嬉しいし楽しんでる。第二弾も来てほしい。
今回はコーデやアイコンパックがマルシルだけでちょっとさみしかったから、次は色んなキャラでも見たいな畳む
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ウィキッドは劇団四季版を以前に観ていて、映画化も楽しみにしていた。
映画版も丁寧に映像化されていて、歌の変なカットとかなくてよかった。
丁寧だぜ! と最初に思ったのは映画冒頭、グッドニュースのイントロからチャカポコチャカポコ……の音が入ってくるところ。馬が駆ける映像が音に合わされていて「この映画、やりおるな……」になった。音楽がちゃんと解釈された映像が出てくると、うれしい!
演劇をふまえて「このナンバーの見どころはこれだよね〜」となる要素がキッチリ入っていたのもうれしかった。グッドニュースのグリンダの表情から、「オイ!! 話みんな知ってるな!!!!! 映画やってやんぜ!!!!!」の気合いがあった。
エメラルドシティにはちゃんとチャリンコ野郎がいるし、足が長いバルーンもあるよ。
シズ大学ってこんな水上学園なんだ〜とか、演劇で省略された要素を豪華に補完した楽しさもあり、映像化として手堅い。あとダンサーがいっぱい居て「お金がかかっているね……」と思う。
エルファバが歌うシーンの背景に緑の葉とピンクの花を使う演出がアツい。最高。序盤の蓮の花と、後半の森のシーンあたり。
「魔法使いと私」でエルファバが自分を色ガラスに映して見るところもよかった。エルファバの内心の説明として非常にスマートだったと思う。
あと「大嫌い!」の最後、エルファバがドアをガチャッと開けてグリンダを驚かすシーンがほんとよかったね……
「バァ!!」「ギャッ」「ナハハハハ……」の様子、もう仲良しじゃん……となるもんね はい ここやってくれただけで映画化してよかったよ
あの図書館は死人が出るだろ感がすごい 本を踏んで粗末にする描写もかなりキツいんだけど、図書館の棚がぐるぐる回るアスレチックみたいになってるほうが「重大事故まったなし!!」て感じでおもしろかった。金ローのときTwitterでやいのやいの言われるやつだよ
フィエロは表情の演技ちゃんとしてて手堅いフィエロ。映画では愛馬が喋る動物設定が足されてて、いい補完。
1幕終わりのキメ歌「Defying Gravity」(自由を求めて)のキメどころをかなりタメるのでちょっとおもしろかった。
「来るか……? 来るか……? まだか……?」ってなる。でも落下中に子供時代の自分を見る演出はアツすぎ。最高。
総じて、かなりいいほうの映像化だと思う この映画を観たみんながウィキッドの話をしててうれし〜
感想を啜る妖怪になる畳む
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よくできてて綺麗だった。
空色の背景にぽっかり開いた非常口の黒い長方形、階段、そしてトゥルーマンの深々としたおじぎ。完璧なラストだよ……
監督の瞳の色が透き通った空色で印象的だった。いいよね。こういう冷たい目。
カメラワークがおもしろい。トゥルーマンが街中を歩くときはいかにもテレビドラマっぽい図だったり、撮影スタッフのシーンは映画っぽく、とか色々管理して撮ってるんだろうな……という感じがした。要素の組み合わせと管理が綺麗で、今更ながら初めて観て「よくできた映画じゃ……こりゃ名作といわれる……」とおののく人になった。畳む
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死の狼がかっけ〜 見た瞬間に「あ、死だ」ってわかる おとぎ話に登場する話しかけてくる死概念、好き
また別の悪役がドラえもんのひみつ道具のようにおとぎ話アイテムをいろいろ繰り出してくるのがお祭り騒ぎでおもしろかった。四次元ポケットみたいな鞄は「空飛ぶトランク」のやつかな? そうだったら嬉しいけど、飛んではなかったから違うかも
またなんか書きたいかも
真面目な手堅いエンタメでよかった畳む
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(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る
小林元さんの絵ほんといいよね
以下、パラノマサイトと十三機兵について若干ネタバレがある
萌えの趣味の話
私はこういう、意図して描かれた「かわいい笑顔に見えもするけど目が怖い絵」がすごく好き
あと過去には十三機兵の相葉絵理花にもメロメロになってたので(過去のふせったー )コテコテにかわいい助手役の子にも弱いっぽいんだよな……
というかコテコテのかわいい助手のふりをするおっかない子って……やっぱりかわいくて……
「笑顔を演じる女」が好きなのかも
なんか、演技をしてる人間でも言葉の節回しとか発言の中のかわいげとかそういう細かいひとつひとつの動作って制御しきれるものではないと思っていて(俳優から滲むチャーミングさとか……)、生活の瞬間瞬間のなかに「本当」の要素がなかったとは思えなくて、だからこそ関係が破壊されたときに傷つきがあって……良いと思う……(傷つき関係性大好き妖怪)
ハァ〜〜鷹宮さんが相葉絵理花のことを友達だと思っていてほしい〜〜〜興家くんと葉子さんの間に楽しい思い出がたくさんあってほしい〜〜〜
二度と会えなくなった相手との日々の苦しみを抱えて生きていってほしいわけ!
#ゲーム畳む
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映像作る人って曲の内容をそのまま作ったら負けみたいに思ってる……? 曲からストーリーを膨らませて全然違う話に持っていったら一度に与える情報量が増えてお得みたいに思ってる……? となった
奥田民生「さすらい」のPVのほうは、読んだストーリー案が映像にあまり関連してなくて、そんなに離れるなら最初から読みを提出させなきゃいいのに……みたいに見えた
それって別番組の「うたテクネ」だね
https://youtu.be/ArJ3MkS53bs
中島みゆき「悪女」のPVは、女女友情関係性読みのアイデアもよかったしそれを再度解釈した映像の出来もよかった
私が女女関係性が好きで加点入ってるところもあるかも
https://youtu.be/ao-PuNsN57M
この映像作った人の技術解説ももっとききたいよね〜「テクネ 映像の教室」もっとやってくれ
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ミスチルの箒星
まず曲が始まらない
ミスチルのくるみ
ベタにいい話だけど完全にふざけている
清掃中も全力パフォーマンスする一瞬のカットだけは良いじゃん……となった
ミスチルの未来
キャストが「ウワ!!!! 若い!!!!!!」と衝撃を受けて気が散る
死んだ目をした情けない男が主人公の曲のストーリーとは関係がない
でもちゃんと映像の中で開けた海と無人の道を写したりして、曲のだだっ広い荒野に伸びた道要素と関連させている
やたらとポカリスエットが飲みたくなる(こういうCMだった気がする)
ミスチルはPVをふざけがち 曲が好きなひとは見ないほうがいいのかもしれない
未来はふざけてはないけど
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全然……かるたとかやる雰囲気の曲じゃなくない!?!? 月夜の公園を男がひとり散歩するみたいな……やつじゃん!?!?
黒電話に貼りついた歌詞の札がクルッと回転する様子を何の気持ちで見ればいいんだ 歌詞が現代すぎてかるたに書かれてると変だよ謎だよこのPV……と途方にくれてしまう おもしろくはある
「夜明けまえ」は真面目にやってるPVなのに男が地下通路に寝てる時点でだいぶおもしろい
寝てる人をまたいで立って撮影してるところを思うとおもしろいし(人間をまたぐの生暖かくて気まずいし、真顔で寝てるほうも気まずい)、立場が入れ替わるところオシャレなのもわかるんだけど滑稽みが勝っちゃってる でも真面目にやってるのはわかる
夜明けまえの「プラスティック製のおもちゃの手錠」の歌詞、いいよね……の話をしたかったのにPVがおもしろくて……でもシカオの歌詞がいいのはみんな知ってるから……
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パズルくんの回想秘録読んだ
すごくおもしろかった〜
諜報員であるパズルくんが戦争中の地域にある学校の先生として潜入し、二十人のごく幼い生徒たちを兵士の包囲網から脱出させるお話
「天使にラブソングを2」みたいじゃ〜んと思って読んでいったら「大脱走」だったわ……なストーリー
映画「大脱走」で脱走できた兵士の少なさを思い出して脱走シーンはかなりハラハラして読んだ。今回の回想秘録は時系列を1年後から始めて遡る形式のお話だったから、少なくとも子供は無事に脱走できるのかと思い出して読み進められた。
映画をまぜただけでなくアークナイツのメインストーリーの幕間として綺麗にまとまっていて、アークナイツの持つしみじみとした希望とパズルくんの魅力がよくわかってすごく良い話だった。
「あの凍りつく目つきとトゲトゲ台詞でおなじみのパズルくんが子供相手の学校の先生!?!?」という驚きのつかみから、パズルくんの有能さはもちろん、しぶとい真面目さ、珍しい表情差分など見どころを次から次に出されてオタク心も大満足だったし、話自体も相当おもしろくてよかったな……
終戦したばかりのロンディニウムはまだ安定とは程遠いけれど、少なくとも子供が声を潜めて過ごす時は終わり大声で歌を歌えるようにはなった。
ただパズルくんと一緒に脱出した生徒たちはその後どのような生活を送ったのか、全員が元の教室に戻れたわけではなさそうなのが……少し苦い余韻を残す結末だ……。畳む
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Lemonの話したからPolarisの檸檬の話もする
好きな曲リレー
曲の雰囲気から果物のレモン感を感じる。爽やかさと苦味、みずみずしさ、酸味。諦めと無力感の気配。それでいて暗くなく、ふんわりした明るい光の感じを受けるところがすごく好き! いい曲。
なんとなくノスタルジックな空気を感じて、過去のことを思い出してる話だと思っていた。でも歌詞を読んだら自転車に乗ってる現在の描写が多く、サビは願望の空想で、過去の話はしてなかった。意外。
私は勝手に、自転車に乗って「きみ」を連れ出す願望を描いていた「ぼく」が、時が経って過去を回想しているのかもしんない……と想像している。
歌詞的には暗めの明け方ごろの話っぽいんだけど、曲の空気と朝食を作る非公式PVに強く影響されて明るい朝のイメージがある。あの映像と同じ机がうちにあったな……
ゆずの夏色といいBUMPの車輪の唄といい耳ロボPの朝焼けサイクリングといい青春自転車ソング好きだな 感情が詰まった感じがして
自転車のモチーフは共通しててもそれぞれ季節感や時間帯が違ってどれも良くってェ……(ろくろ)
Polarisの檸檬聴いてるとスピッツのスパイダーも聴きたくなるんだよな〜と流して、そのままアルバムの次の曲のロビンソンをかけっぱなしにしてたらここでも自転車に乗っててふふっとなった
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果実切り分けソングといえば米津玄師のLemonの話もしたい
果実切り分けソングって言ったけど、この曲ってべつにレモンを切り分けてなさそうだよね
「胸に残り離れない苦いレモンの匂い」や
「切り分けた果実の片方のように今でもあなたは私の光」て、この人が心の中で思い浮かべてるだけで実物のレモンが全然出てきていない
タイトルがLemonなのに終盤まで匂いばっかりでレモンの実体が出てこず、最後の最後でやっと「切り分けた果実」って言ってみずみずしい姿を出したのに結局、「ように〜光」で実体でなく、果物はないんかいとなる なんなんだこの詞は テクニカルだな〜と思う
この曲、ぼんやりしてると米津玄師の他の曲と混ざって接続してしまいがち サビ前の展開が万能でさあ……サンタマリアとかに行ってしまう
ちゃんと聴いてると思えない最悪の感想だ
あとこの曲はドラマ「アンナチュラル」4話でお父さんが死ぬときに「夢ならばどれほどよかったでしょう」が流れていた印象が私の中でとても強い それこそ歌のモデルっぽいキャラクターの中堂さんよりも
頑張り屋のお父さんが仕事中に死んだイメージが強すぎて、ドラマ外でイメソンにしづらいよ
ドラマのお父さんを思い出して悲しくなる曲として、ある
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果実切り分けがち歌の男ソングが好き
スガシカオのアシンメトリーの話をしたい するね
スガシカオのアシンメトリー、ドラマの曲だったみたいだけど私はアルバムの中で最初に聴いたので単体の曲判定になってる
この曲は公式YouTubeのコメント欄にめっちゃいい感想書いてる人がいて、そこも含めてすごい好き
「半分に割った赤いリンゴのイビツな方をぼくがもらうよ」と一方が言ったところで、それは視野の狭い自己満足でしかない……な話、味わいがある
「月のない夜を選んで そっと秘密の話をしよう」の詞が綺麗で、「お?」と思って耳を傾けていった先にリンゴのくだりが来てテンションぶち上がってしまう イヤッホウ
改めてPV見たら「うまくいく」でグラスを握りしめて破壊してておもしろい この歌の男うまくいきそうにないってPV作った人も思ってるじゃん
エレピの合いの手も最高 最高の曲だよ
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なんの話かって言うと米津のLemonと感電の話で、私はこの2曲をドラマに関連する曲としてしか聴くことができなくて、何か別の作品のイメソンに置けない。
べつにそれで構わないんだけど、世(どこ?)であらゆるキャラクターに合う最強イメソンの座にすえられてるように見える(完全に私の主観)ので、ピンとこずにノレないのがちょっとさみし〜と思う
この話、ぜんぶが曖昧だわ
#音楽
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- 発言の並べ替えによって、登場人物の印象が二転三転していくゲーム体験が魅力的
- 新しい発言が出てきて「これ誰???」となるところが楽しい
- グラフィックの雰囲気が好き
- Switch版のテーブルモードで主に遊んだ。画面の一覧性が悪く、コントローラーによる操作が合っていないためパソコンでマウスを使って遊んだ方がよさそう。タッチパネル操作は非対応。(私はSwitchでやりたいし……とSwitch版を買って遊んだところ、操作のやりづらさで没入感が多少削がれた。短いゲームなので大問題というほどではないけれど)
- とにかくしらみつぶしにキーワードを繋げていけばお話は見えてくるので、詰まることはなさそう
- 事件のあらましが大体わかってから「あのキーワードどこで繋げられたっけ?」を探すのがSwitch版では面倒だった。字が小さく、画面のスクロールが遅いので(追記:スクロール感度の設定を変えたらまあまあ速くなった。絶対変えたほうがいい)
- エンディングの分岐はあるけど、これ両立するんじゃない? という気がする 改名したとかで
- あー、「未解決事件は終わらせないといけない」のか? というポイントをプレイヤーに選ばせる分岐なのか(遅まきな理解)
- 事件の全貌がわかるまでが楽しく、流れがわかったあとのストーリーは「あ、ハイ」と消化するように感じてしまったけれど、事件の後にも人生は続いていると示すエンディングは真面目さがあっていい
- 同作者の「リーガルダンジョン」に同名のキャラが登場するらしく、気になる。そっちのほうは皮肉と悪趣味が炸裂していてまた違った雰囲気のようでやってみたい。
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さいきんインテリアに興味を持ち始めたこともあり、画面に素敵な照明が配置されてるとすごく見ちゃう! かわいいランプが主役の映画だったよこれ
構図と色の整った綺麗な画面で汚ねえ会話してるの、「映画の空気」でいいっすねと思った。いややっぱり下品すぎて嫌だったところもあるな……
でもクリスマスの話ってやっぱり好きだな〜 久しぶりに映画を観て楽しかった
あとでもっとなんか書くかも
↓書いた ネタバレしかない
観ながら思った感想
- この映画に限らず外国の映画ってすぐ若者が麻薬吸いだすけど、これって映画での「悪いアイコン」としてヌルッと登場しているのか本当に現実でこの距離感の近さなのか空気がわかんなくて怖い。アイコンであってほしい
- 登場人物がしょっちゅう飲酒する! 車乗って出かけてもずっとみんなお酒を飲んでいる……「ここは1970年だぜ〜〜〜!!」という映画からの目配せなのかもしれない? または飲まないとやってられない状態の表れ? 私は全くお酒が飲めないため、飲酒シーンは全部雰囲気でみてる
- 終業式が済んで休暇居残りメンバーが集まったとき、「あれ、なんか思ってたより人数いるな……」となった(わたしは映画をみる前に公式サイトや他人の感想をわりと読む人間)
- 観客が「ふーん、この子は金持ちのボンボンで鼻につくけど性格はそこまで悪くなさそうだから仲良くなれるかな〜」「この子は本当に気が合わないね〜」とかメンバーを覚えてきた段階で一人を残して楽しいスキー旅行に行っちゃうとは ボンボンこの野郎がよ!(ワハハ)となる。物語にこうやって誘導されるのって本当に楽しい
- 下級生の子が手袋を川に放り捨てるシーン、その後のストーリーにすごく関わってくるわけじゃないんだけどものすごく悲しくて印象に残る。水面にぽつんと小さい手袋が浮かんで流される画面が物悲しい。 奪われなかったほうまで、自分から川に捨てて流してしまう行動の痛ましさ。短い時間で痛烈な哀しさを描いていて、すごくいい 映画がうまい
- あとこれは趣味なんだけど「横顔と、それを見ている人」の構図がだ〜いすき まあみんな好きか
- 「過去を学ぶのは今を知るため」的な会話をする、直球な良いシーンがある。いまわざわざ1970年を舞台にした映画を作ってこの台詞を言わせているのも、2024年のいまに目を向けさせるためなんだろうな。戦争をやっていて、黒人差別はまだ無くなっていなくて、精神疾患を抱えた人のわだかまりは大きく、周囲から気難しくて近寄りたくないと思われそれを自覚している人がいる。そうして色々な人間がクリスマスの日を迎えている。色々な人の暮らしに思いを馳せる。スクリーンから外の世界へ目を向けさせるよう意識して作られた映画ってやっぱり……説教臭くてベタで気恥ずかしいと言われようと好きだよ 戦争は嫌
- この日くらいは柄じゃないけどひとつ善行でもしてみるか……という、しんみりしつつも前向きな気分を描いた「クリスマス映画」って……好き! 「クリスマスだから」で交わされるちょっとした嬉しいやり取りが好き!
- なんか人間って「善行したい欲」があって、ふだんは気恥ずかしいけどクリスマスにかこつけてちょっといいことするのは楽しいからクリスマスの行事がずっと続いてるのかもね……と思ったりする。まだこの世界にはこんなに素敵な瞬間が存在していると思いたい、それは自分にも作り出すチャンスがあると思いたい。私は……人間讃歌が好き!
- 融通がきかないと評される教師が、物語が進んだあとに店に向かって「多少融通をきかせろ」と文句をいう迷惑な客になる図、反転してるのに結局周囲から疎まれるのは一緒なのかよというオモロがある。意識して作られた図だと思う。全編にわたってそう。すべてが意図に満ちて観客を一から十までコントロールするために組み上げられた映画って「ウオオすごい技術を食らっているぜ……」という満足感があっていいよね
- この映画で描かれるバートン校が「金で単位を買う金持ちのボンボンがちらほらいて、口を開けば下品なクソガキだらけ、麻薬すらこどもの間で見かける場所。調度品はさすがにおしゃれで素敵なランプがたくさんある」でかなりイメージ悪いんだけど(主にクンツのせい)現実でもこんな苛酷なイメージがある学校なんだろうか……名門と有名だけど……