MEMO

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マジカルライフ(はやみねかおる「僕と先輩のマジカル・ライフ」のこと)の話をしたくなった

井上快人と長曽我部慎太郎の関係ってやっぱりいいよな〜と思う
お互いに流星のような眩しさと遠さ、刹那的さをみていて、それでいてお互いにぜんぜんいなくならないから

井上快人がたぐいまれなタフさを持っていて、長曽我部慎太郎と出会ってくれてほんとによかったねと思う

井上快人は先輩に対して今はまだ追いつけなさを感じているけれどぜんぜんふつうに努力して追いついて並び立つ気でいる。
この健やかなガッツのある若者との日々が長曽我部慎太郎にとってどれだけ嬉しかったか!

また、先輩にもまったくわからない能力を持った他者、川村春奈との出会いも本当に嬉しかったんじゃないかな
この世界にはわからないことが、どれだけでも、いつまででも、ある!
よかったね、先輩。

快人から見たら長曽我部先輩はかっこいい名探偵で、でも名探偵である前に手のかかる先輩で、学ぶべき先達で、友達なんだよね

長曽我部先輩がいなくなったと思ってしんみりしていたら再入学して後輩を名乗ってくる一連の流れ、しぶとさとかわいさのあるコメディで好き

ここは作者からキャラを通して読者に与えられた猶予のシーンなのかもしれない。(「シリーズものになったらいいなあ」の目配せでもあるけど)

井上快人と読者は、いつか自分ひとりで人生に立たなければならない。とびきり素敵で頼れる先輩はそこにはいない。絶対にそのときはやってくる……んだけど「いまこの瞬間は、まだそうではない」(「だからいっしょうけんめい生きなさいね」)と与えられたフィクション。

この本編の続刊は出ていなくて、刊行から20年経っても快人たちと長曽我部先輩はまだ別れのない状態であるさまに、より、このお話は与えられた嘘であることを感じてしまう

マジカルライフの快人と先輩の関係って味があるよね〜の話してたのに人生への恐ろしさで身がすくんできた
はやみねかおるはずっとこっち見てて怖い