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#映画 ウィキッド(Part1)  観た

ウィキッドは劇団四季版を以前に観ていて、映画化も楽しみにしていた。
映画版も丁寧に映像化されていて、歌の変なカットとかなくてよかった。
丁寧だぜ! と最初に思ったのは映画冒頭、グッドニュースのイントロからチャカポコチャカポコ……の音が入ってくるところ。馬が駆ける映像が音に合わされていて「この映画、やりおるな……」になった。音楽がちゃんと解釈された映像が出てくると、うれしい!

演劇をふまえて「このナンバーの見どころはこれだよね〜」となる要素がキッチリ入っていたのもうれしかった。グッドニュースのグリンダの表情から、「オイ!! 話みんな知ってるな!!!!! 映画やってやんぜ!!!!!」の気合いがあった。
エメラルドシティにはちゃんとチャリンコ野郎がいるし、足が長いバルーンもあるよ。
シズ大学ってこんな水上学園なんだ〜とか、演劇で省略された要素を豪華に補完した楽しさもあり、映像化として手堅い。あとダンサーがいっぱい居て「お金がかかっているね……」と思う。

エルファバが歌うシーンの背景に緑の葉とピンクの花を使う演出がアツい。最高。序盤の蓮の花と、後半の森のシーンあたり。
「魔法使いと私」でエルファバが自分を色ガラスに映して見るところもよかった。エルファバの内心の説明として非常にスマートだったと思う。

あと「大嫌い!」の最後、エルファバがドアをガチャッと開けてグリンダを驚かすシーンがほんとよかったね……
「バァ!!」「ギャッ」「ナハハハハ……」の様子、もう仲良しじゃん……となるもんね はい ここやってくれただけで映画化してよかったよ

あの図書館は死人が出るだろ感がすごい 本を踏んで粗末にする描写もかなりキツいんだけど、図書館の棚がぐるぐる回るアスレチックみたいになってるほうが「重大事故まったなし!!」て感じでおもしろかった。金ローのときTwitterでやいのやいの言われるやつだよ
フィエロは表情の演技ちゃんとしてて手堅いフィエロ。映画では愛馬が喋る動物設定が足されてて、いい補完。

1幕終わりのキメ歌「Defying Gravity」(自由を求めて)のキメどころをかなりタメるのでちょっとおもしろかった。
「来るか……? 来るか……? まだか……?」ってなる。でも落下中に子供時代の自分を見る演出はアツすぎ。最高。

総じて、かなりいいほうの映像化だと思う この映画を観たみんながウィキッドの話をしててうれし〜
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